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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 ショタ龍峰の後ろ姿が完全にえりか様っしゅ、第25話。先週までに比べれば完全に捨て回、作画も適当だったし、確実に穴埋めみたいなエピソードのはずなのだが、こんなときでもきっちり突っ込みどころを忘れないのは偉い。

 前回までの悲壮感溢れるガチバトル展開から、当事者達も誰一人何が起こったのか分からない突然のブラックアウト。次回予告から考えて、どうやら彼らが迷い込んだのは「闇の遺跡」であるらしい。なるほど、確かに5つの遺跡があったなら残る光と闇の遺跡があったっておかしくない。なんかの拍子で、あそこにいた連中は全員闇の遺跡に放り込まれ、トラウマ刺激合戦を挑まれることになったわけだ。まぁ、これまで散々過去に揺さぶられていた光牙さんがどうなったのかは分かんないけども。今週は主人公が一言もしゃべってねぇな。

 今回ターゲットになったのは龍峰・ユナ・栄斗の、「メインメンバーの中ではどうでもいい方」3人。1話で三人分まとめてやられた時点で推して知るべきだが、割と似たような「悔恨」のイメージだったおかげで、一気に3人分処理してしまえたんだ、という風に好意的に解釈することにしよう。実際、ユナのエピソードについてはこれまでの彼女の言動から予想がついていたものだったし、栄斗の思い出については既に充分語られたもの。あのあたりの話については、今更丁寧に掘りさげられても仕方ないし、サラッとついでにやっておくくらいで丁度良かったんだろう。ま、ユナさんの村が最終的にどうなっちゃったのかは、実はまだはっきりしてないんだけども。

 だが、龍峰についてだけは、ちょっと事情が違う。彼が今回体験した過去話は、これまで一度も語られてこなかったもので、駆け足でやられるとあまり響いてこない。そして、「なんか共感しにくいな」と思ったら、龍峰だけ後悔の質が違うんだよな。ユナと栄斗は「また、守れなかった……」なのに対し、龍峰だけ「うわー、俺天才だから人の気持ち分からなかったわー、凡人の悩みが理解出来なくて申し訳ないわー」っていうお話。そりゃイラッとする。ミラポロスさんもせっかくの贖罪イベントなのに「あのときは分かってやれなくてごめんよ、今度はちゃんと全力でぶっつぶすから」みたいな扱いじゃ浮かばれないよな。まぁ、そもそも嫉妬心にかられて無茶しちゃったミラポロスが悪いんだけども。

 とってつけたようなエピソードではあったが、昔日のパライストラの様子が垣間見えたのはちょっと面白い部分ではあった。ロリユナ、ショタ蒼摩なども現れ、「普段から蒼摩って割と甲高い声なのに、そのショタバージョンは中の人が大変そう」とか思いながら見ていた。そういえば、こいつらって10歳の当時から既にクロストーンをもって守護星座がはっきりしてるんだよね。もうちょっと上の年齢の段階でまだ聖衣を手に入れておらず、各地で地獄の修行をしていた原作青銅聖闘士たちに比べると随分ゆとり教育である。龍峰の場合は親父さんから直接受け継いだと考えれば分かるんだが、蒼摩の場合は親父さんが南十字星座でしょ、一体どこからライオネット聖衣を手に入れたんだろう。

 そして、本作では毎回疑問として持ち上がる「聖衣の守護星座システムの謎」が今回も持ち上がる。ミラポロスの夢は、ゴールドまで出世することだと言っていたが、それってつまり山猫座の聖衣は捨てるってことだよな。星矢が光牙にペガサスを引き継いだみたいに、明け渡した星座って誰かに譲渡出来るものなのかしら。まぁ、一番の疑問は「黄金聖闘士になって世界から貧困を無くし、村を救うんだ」の部分なんですけどね。多分黄金聖闘士は世界経済とは一切関係ないぞ。百歩譲ってものすごく給料の良い仕事だったとしても、村は救えるが世界は変わらない。あー、でも一秒で地球を七周半出来るような人類が現れたら確かに世界は変わるかもな。経済どころじゃなくなる可能性はある。そして今日の名言「猫背は山猫座の専売特許だぜ」。なかなかいい台詞だとは思うんだけど、ドラゴンもたいがい猫背だとは思う。鳩胸のドラゴンはなんかやだ。

 無事に3人は闇の試練を突破し、次回はどうやら蒼摩メイン回。そして、どさくさに紛れて闇に巻き込まれていたソニア姉さんと一緒に同じ夢を見て、あの日の記憶と対峙するらしい。当初の想像よりも蒼摩とソニアの因縁は細かく描かれはじめているので、このエピソードは案外楽しみだったりする。ソニアさんは最近本当に良い人フラグを立てまくっているので、いっそこのまま仲間になる展開まであるかもしれない。だって、闇の聖闘士が仲間にならないと、闇の遺跡のコアが破壊出来ないものねぇ。期待して待ちたい。ついでに次回予告ではロリアリアに迫るエデンさんの様子も確認出来たが、一緒にエデンの過去話もやるんだろうか。2週連続で主人公登場せず、という可能性が高くなって参りました。

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 私服シャイナさんは本当にお綺麗ですよね、第24話。若かった頃のつんつんした感じが無くなって、今じゃすっかり良いおねーさんですやん。いや、いくつなのか知らないけども。今週はキャラ絵がビビッと決まっていたので、シャイナさんもアリアさんも可愛らしくて素敵でした。

 全員集合で最後の遺跡。先週の予告で引っ張られていた「光牙の宿命が明らかに!」の部分がまず1つ目の山場だったはずなんだけど、結局のところ「シャイナさん、あんたもあんまりよく分かってませんやん」みたいなもっさりした印象。マルス対聖闘士軍団の過去の戦いの時に、隕石が降ってきて勝敗がうやむや、そのときに副産物として(?)生まれたのがアリアと光牙で、片やマルス陣営に、片やアテナ陣営に分配されたとのこと。……まぁ、それって結局「出生不明」っていうだけではないんだろうか。一応光牙とアリアに「血の因縁」が出来たと考えられるけど、兄弟なのかどうかもはっきりしないしなぁ。ただ、拾われっ子だとすると、少なくとも光牙・アリア組の方がエデン・アリア組の偽りの兄妹よりは関係性は深いってことになるのかな。三角関係で血みどろだったけど負けてしまいそうなエデンさん涙目である。いや、血縁がない方がひょっとしたら幸せなのかな? この中に一人、兄がいる!

 そういえば、シャイナさんが話していた回想シーンでは、5人の聖闘士がマルスと対決している様子が描かれているのだが、きちんと本編未登場のフェニックスの姿も描かれていましたね。他の4人が青銅聖衣で戦ってるのに、一人だけしれっとサジタリウス聖衣を着ている星矢さん鬼畜。

 とにかく、光牙とアリアが何かというと光の小宇宙をばらまいていた理由はちょっと判明。すっきりしたところでいよいよ雷の遺跡である。最後の遺跡はこれまでのなおざりだった遺跡群とは違って、いかにもラストバトル出来そうな気合いの入った造形。おかげで行く道には3人もの白銀聖闘士が待ち伏せているという大盤振る舞いである。まぁ、ここに光牙達が来ることは明らかだったわけで、今までサボりまくっていたマルスさんだって流石に人員は配備するよね。おかげで綺麗に「ここは俺に任せて先に行け」展開が実現。もちろん、今回の主目的はエデンと光牙の対決を描くことなので、残り3戦なんて描いてる時間は無い。「白銀聖闘士3人組」というだけで不安になったわけだが、予想通りの「瞬殺三位一体」を披露。かつてのヘラクレス・ムスカ・カリスマヨルの噛ませトリオもかくやという見事なやられっぷりであった。ちなみに今回は牛飼い座、キリン座、鯨座とのこと。ホエールってことはモーゼスの後釜じゃないですか。カイトス・スパウティング・ボンバーをみせて下さいよ!!

 で、外野がやいのやいの言っている間に、エデンと光牙は一人の女をめぐってのドロドロ痴話喧嘩。ここに来てアリアが今更昔の男のことを気にしだしたりと、なかなか火種は消えないが、シャイナさんの説得もあり、なんとかコアの破壊には成功。アリアが自分になびかないと判断したエデンは逆上し、とにかく今の男だけはぶっ殺す宣言、最後の殴り合いに突入。しかし、そこにアリアが介入したことで謎の闇エネルギーが発生し……というところで次回に続く。うーむ、何故闇の小宇宙が現れたのか、ってのは謎として興味深いところだ。出生の秘密を考えると、光牙やアリアは闇と光という相反する小宇宙を内在させた存在で、負の感情が高まると2人して闇に転げる可能性もある、とかいう設定なんだろうか。それとも、単にマルスさんが仕込んだ罠なのか。どうも今回の演出を見ていると闇の小宇宙は光牙の身体から出ていたように見えたのだが……なんなんでしょうね。「次回が楽しみだわー」と思ったのに、次回は脇役3人のお話じゃないですかー。だから今更栄斗の過去の悩みなんて興味ないんだって。

 ま、とにかくお話的には一区切りですかね。今後はマルスさんがどういう風に動くかが楽しみです。とばっちりで闇空間に飲み込まれてたソニアさんは大丈夫なんでしょうか。そういえば、作中のCMでPSPソフトが紹介されてたんだけど、PSPのシナリオ、ポセイドン編なのかよ。ポセイドンさん、この時代にまた復活しちゃったの? この世界の神様連中は本当に面倒ごとしか起こさないな。ちょっとプレイしたいよ。

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 燃やせ命のライオネットボンバー! 第23話。集結イベントと見せかけて、実は蒼摩の修行と成長を描く蒼摩メイン回だったでござる。「敵陣突入!」っていうサブタイトルのような緊張感は無かったものの、暑苦しいバトルシーンにお約束の友情描写、そして久しぶりの噛ませ臭全開の白銀聖闘士と、この作品のテイストがちゃんと思い出せる回になっています。

 どこで示し合わせたのかさっぱり分からないが、気付くと再会している光牙組と栄斗組。のんきに飯を食いながら「ちょっとバベルにでも行ってみるかぁ」というお話。「忍者を舐めるな」とはおっしゃいますが、何で敵陣本拠地の情報まであっさり入手出来てるんだか不思議で不思議で。その能力があるんなら、お前ら忍びだけで何とかアリア奪還くらいやってみせてよ。龍峰も一緒に行動してたんだったら、「なんだこいつ、いつの間にそんな情報手に入れるんだよ……」と気持ち悪くなってもおかしくないんだがな。スパイ疑惑が湧かないのはやっぱりこいつらが基本的にアホだからなんだろうか。

 そして、「たまたまほとんどの白銀聖闘士が出払っている」という、とてつもないラッキータイミングで突入をかける4人。バベルを守っているのは私闘に明け暮れることに一切の躊躇いが無いという、将としては問題有りのソニアさん。唯一守りについていたのが「パーフェクトスクェア!」という素晴らしい防御技のみをもつ盾座の人だけ。こりゃぁ本当に風が来てます。ただ、やっぱりソニアさんは普通に強かったらしく、栄斗・龍峰コンビをホーネット・スティンガー一撃で吹き飛ばすという活躍を見せる。前回蒼摩と戦った時は火の遺跡という相手のホームで戦ったからこそ後れを取ったわけで、ハンデが無い状態ならばまだブロンズごときに負ける人ではなかったらしい。

 しかし、そこに登場するのが因縁の蒼摩なわけだ。彼の修行イベントについては「回想で描かれただけ」というちょっと軽い扱いであるが、教えを請うたのがあの邪武だった、というのがサプライズである。登場時はどこか主人公のライバルキャラに見えていた邪武。その割には単なる跳び蹴りしか撃てない邪武。気付いたらレギュラーキャラでも何でもなかった邪武。最終的な思い出としては「沙織さんの馬」というキャラしか残らなかった邪武。アナザーストーリーのユニコーンの方が圧倒的に出番が多かった邪武。そんな邪武だが、ひよっこ聖闘士から見れば立派な大先輩だ。なにしろ、先代ライオネット、蛮さんを倒した因縁の相手だ。彼に教えを受ければ、きっとライオネットの魂が呼び覚まされるに違いない。

 邪武の描写についてはほとんど具体的な説明はなく、なんか砂漠っぽいところでテンガロンハットを被り、馬に乗って登場するという、聖闘士星矢というよりもテリーマンを意識したような現れ方。「昔は聖闘士をやっていた」とさりげなく引退済みであることを臭わせながらも、心身ともに落ち着かない蒼摩を見て「そんなんじゃ俺にも勝てない」と先輩風を吹かせる。でも、割と貫禄はあったなぁ。ひげなんか生やしてちょっとダンディさを演出した引退聖闘士は、あれだけアテナに忠誠を誓っていたはずなのに「アテナへの反逆者」の触れ込みであるはずの蒼摩に快く力を貸してくれた。以前の氷河たちといい、こいつらはマルスのお達しについては全然聞き及んでいないんだろうか。

 しかし、引退した身とはいえ、地力で聖衣をもぎ取った先代聖闘士もなかなか馬鹿にしたもんではない。二人で暑苦しく修行した結果、蒼摩は目に見えるほどに成長を成し遂げ、奥義(?!)ライオネットボンバーを習得。多分邪武から先代ライオネットについての情報を得ていたのだろう。「必殺技? あぁ、そういや蛮がなんか叫んでたな。一コマだけwww ボンバー!とか言ってwww あれやればいいじゃんwww」みたいなサジェスチョンがあったに違いない。これが受け継がれる魂かー。

 しかし、実は意外に馬鹿にしたもんでもないライオネットボンバー。光牙が感心していたところを見るに、おそらく「ライオネット・バーニングファイヤー」よりも威力は高い。盾座のおっさんなんか瞬殺であるし、因縁の再戦を果たしたソニアさんからも太鼓判。彼女の大技と相打ちになるという栄誉を賜った。まさかこんなにも早く再戦が叶うとは思っていなかったが、ソニアさんも今回は全力で挑んでくれたおかげで、なかなか良いタイマンバトルになったのではなかろうか。ホーネット・スティンガー以外にも「トワイライト・マリオネット」なるオリジナル技も披露してくれたし、ソニアさんも案外多芸である。蒼摩の親父さんの因縁を残して次への布石を残し、今作のライバル関係の中では一番見栄えのする二人は、再び別れたのであった。

 実を言うと、蒼摩の設定ってなんだかんだで恵まれている。ソニアさんがライバルキャラとしてきちんと引き立ててくれているのに加えて、5人の中では光牙についで2番目に修行シーンに力が入っていたのだから。現時点での修行プロセスは、光牙が氷河との直接対話という一大イベントであり、蒼摩が一応レジェンドである邪武とのトレーニングで2番目。そして栄斗は「忍びの父親」(笑)で、残りの2人に至っては修行すら出来ていない。まぁ、龍峰はあんまりしんどいトレーニングに励むとぶっ倒れそうで怖いけど。あいつの場合、何が起こっても「紫龍の血」っていう売り文句で逃げ切れるだろうしね。

 さぁ、いよいよ次回はエデンとの再戦だ。雷の遺跡でのバトルってことは、当然このままエデン改心イベントも用意されているってことだろう。二人の間で揺れ動くアリア嬢がどうなるのかも注目したい。あと、シャイナさんが何か大事なことを言うらしいのだが、果たして光牙の宿命とは? ごめん、あんま興味ないな。

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 突っ込み不在、第22話。そりゃね、栄斗回っていう時点でネタ回として使い捨てる覚悟はあったけども……結局徹頭徹尾「忍びww」っていうだけのお話だった。あからさまに作画チームも休みじゃないですか。忍者ばっかりだと頭巾のおかげで口元を描かなくていいから、作画的には楽なはずなんだけどな!

 とってつけたような栄斗の過去エピソードと因縁を作るという、見本のような脇エピソード。ちゃんと友情・努力で勝利しているわけだからテンプレ的には何の問題も無い展開となっているが、それにしたっておざなりだよなぁ。結局忍びの謎も何一つ解明されなかったし……多分そのへんの設定についてはもう説明は無いだろうな。とにかくこの世界には忍びがいるんだよ。そして聖闘士もいるんだよ。お互いに「妙な装束」って思ってるんだよ。世間一般の人たちは聖闘士の存在を知らなかったはずなんだけど、栄斗の兄者がまるで甲子園でも目指すかのように「俺、聖闘士になるわー」って言ってたことを考えると、忍びの里では聖闘士っていうのは常識として扱われてたんでしょうね。まぁ、情報に長けた集団のはずだから、裏ルート情報でそういうことも知ってたんでしょう。兄者がなんで聖闘士になりたいと思ったのかはさっぱり分からないけど(そしてちゃんとなれてるのがすごいけど)。

 結局、「お前は忍者なのか? 聖闘士なのか?」という訳の分からない問いかけにまるまる費やした30分であり、その答えは「どっちでも胡散臭いことには違いないわ!」というもの。「両立して何の問題があるんだよ」と思っている視聴者に対し、栄斗は「俺は聖闘士だ!」と叫び、次の瞬間に「水遁の術!」と叫ぶという大ネタを披露。番組ラジオで中の人も笑っていた「技のデパート(爆)」としての本領発揮である。ほら、やっぱり聖闘士って両立できるもんなんだよ。過去には坊主聖闘士や修復師聖闘士だっていたんだし。忍者ぐらい余裕ですわ。

 強いて今後に影響するポイントをあげるなら、兄者を誅殺しにきた謎の聖闘士の存在があげられるだろうか。パライストラで蠢いていたイオニアさん配下の者だと思われるが、CV速水奨の時点でザコではないだろう。終始バックに時計をぶら下げているという謎の演出持ちだったので、まだ披露していない何らかの必殺技もあるんだろうし。ただ、見たところゴールドではないんだよね。今後の展開としては蒼摩に対してのソニア、龍峰に対しての玄武のようなライバルキャラスタンスになると思われるのだが、他の連中が敵幹部、ゴールドであるのに対し、今回のキャラは素性がさっぱり分からないのであんまりピンと来ないのである。ネタキャラ栄斗のライバルもネタキャラなんだろうか。時計が絡む能力ねぇ…………いっそ時間を戻して生命を維持出来るから不老不死の聖闘士っていうのはどうだろう(中の人的に)。「また速水奨殿が死なない役で出ておられる!」

 まぁ、今回みたいに光牙は完全お休みで回りの要素を潰していく回も大事なので、箸休めとして見る分には悪くない話でしたよ。この作品の馬鹿さ加減は遺憾なく発揮されていたわけだし。龍峰が突っ込みキャラとして成立しないっていうこともよく分かったし。やっぱり蒼摩がいてくれた方が画面が締まるなぁ。蒼摩、一体誰に殴られていたんだろう……。しかも次回で全員集合ってことは、蒼摩の単独エピソードは無しか……がんばれ不遇のライオネット。

 余談だが、今回の栄斗の兄者の中の人は、「三国無双」シリーズの司馬懿役、滝下毅氏。最近全然ゲームやってなかったもんだから久しぶりに声を聞いたのだが、何となくググったらちょっと前に同じく無双シリーズのガラシャ(鹿野潤)と結婚していたことを今更ながら知った。そしてガラシャの親父が光牙の中の人である。ややこしいな。

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 意外な助っ人、第21話。なるほど、ここで出てきましたね。スタッフクレジットでは「謎の男」と表記されていた謎のレジェンドさんが満を持しての登場ですよ。挫折復帰回になることは分かっていたので、何か大きなイベントが1つほしいと思っていたが、これならなかなかのファンサービスにはなっていたのではなかろうか。

 光牙みたいな熱血主人公ってのは、挫折したときの高低差も激しいのが常。あれだけ命懸けで頑張るって言ってたくせに、エデンにフルボッコにされたおかげですっかり鬱になり、本当にみっともない姿を全国のお茶の間に晒すことになった。そりゃユナだって苛つくだろう。ユナさんが「アリアは私にとっても大切な友達だった」って言ったのに「ユナにはわからねぇよ!」とか言われたら、そりゃキレていい。前回も気になったが、アリアは退場の際に光牙のことばっかり気にしてて、秒殺されたユナには一声もかけずに去ってしまったのである。「さよならすら言われなかった者の気持ちなんて分からないでしょう」という高荷恵さんの気持ちである。

 しかし、その割に結構立ち直りが早いのもユナさんの偉いところ。今回彼女が光牙を引っ張っていった「慟哭の谷」は、かつて彼女が聖衣獲得のために頑張った場所らしいのだが、それが光牙に役立つと判断した模様。「たまたま近くにそんな場所があるなんてラッキーだな」とかいうことは置いとくとして、これってつまり、ユナもあの人の指導を受けたってことなんだろうか。一応ユナのお師匠はパブリーンでいいんだよね? 光牙が今回であったのはたまたまなのか、それとも「あの人」はずっと慟哭の谷に座って光牙みたいなひよっこが放り投げられるのを待っているのか。星矢が聖闘士、瞬が医療従事者、紫龍が病気療養という風に他の連中が一応の進路を示してくれているのに、1人だけはっきりしないよね。パプリーンの師匠扱いっていう考え方も出来るけどさ。中の人が宮野っていうのも個人的に微妙なラインではあるが……出来たらもう少し低い声が良かったかなぁ、とは思う。星矢の中の人、瞬の中の人、そして宮野……確実にガンダムが武力介入して暴れ回るフラグ。

 というわけで、満を持して登場しました、我等がレジェンドキグナス氷河。こないだの紫龍もそれなりに美味しいポジションであったが、主人公の挫折復帰という必須イベントの立役者となったおかげで、氷河さんもなかなか恰好いいポジションになっている。これまでこの2人に一切のつながりがなく、あれだけ落ち込んでいた光牙を立ち直らせたのが「お前の大事な人はまだ生きてるじゃん!」というものすごく適当な励ましだったのは気にならんではないが、まぁ、とにかく拳で語らって勢い任せで元気づけようというのは、いかにも聖闘士星矢の世界らしくて潔い。氷河ってクールキャラの設定ではあるのだが、途中から解説ポジションって紫龍とか瞬が担当してたから、実は振り返ってみると賢い振る舞いをそんなにしてるわけじゃないからな。単なるマザコン疑惑もあるくらいだし、適度に暑苦しいくらいで丁度いいのかも。何となく「若手がいるから励ましておこうかなっ」っていうノリではっぱをかけちゃった氷河。実際は光牙の名前を知っていたことなども考えるともう少し関係はあるのかもしれないけど(ひょっとしたら星矢と飲んでる時に弟子の話が出たのかもしれないけど)、今のところは「謎の男」が何となく励ましてくれたよ、という程度のつながりのみで終わり。聖闘士はパワーアップイベントが雰囲気だけでいいのでとても経済的だ。他のバトル漫画と比べものにならないくらい「何となく」強くなれるのはこの作品最大の売りといえるかもしれません。

 そんななあなあでいいのかよ、というご不満に対しても、今回は氷河がきっちり懐かしの技を放ってくれるというサービスシーンのおかげで気にならない。原作アニメ版のファンにとって、あのヘンテコキグナスダンスを(ほぼ)完全再現してもらったのは嬉しい限りだ(最後の上空に2発打ち上げるモーションだけカットされてたけど)。子供の頃に真似したもんですよ、あのしなやかな腕の動きはねぇ。まぁ、アニメ版準拠だと繰り出される技がひょっとしたらオーロラサンダーアタックなんじゃねぇかとヒヤヒヤしたけど、きちんと決め技はダイヤモンドダストでした。もしあのまま光牙が抵抗せずに氷漬けになってたら、また龍峰にライブラソードで切ってもらわなきゃいけないので大変なことになるところでしたよ。めでたしめでたし。

 一方その頃エデンさんは、ということで、着実に親父への反抗フラグを積み重ねている生真面目エデンさん。大体こういう人が人生を転がっちゃうのは女のせいと相場が決まっているわけですが、きっちり幼なじみイベントなどを思い出させて籠絡にかかっているアリアさんの手柄により、どうやらそう遠くないみらいにエデンさんはマルスの下から逃げ出す予感。ソニアおねーちゃんがすごく心配してるけど、弟さんは姉より幼なじみの方が大事みたいですよ。まぁねぇ、あんな変な部屋で一人ワインのんで悦に入ってる親父には不信感を抱かずにはいられないよね。あのワインがすげぇ気になったんだ。なんで悪役の表示ツールって必ず赤ワインなんだろう。しかもあのグラス、地面にたたきつけても割れないし。プラスチックとか樹脂製だったんだろうか。マルスさん、もう少し外聞に気を遣ってもらわないと、ラスボスとしての格が落ちますよ。

 さて、来週は一度光牙を離れ、別行動を取っている栄斗にスポットがあたるらしい。正直そこまで興味がない問題であるし、「忍びの者か? 聖闘士か?」って訳の分からない2択問題を迫られても「知らんがな!」としか答えようがないのだが、あまりに謎過ぎる存在だっただけに、案外面白いネタが出てくるかもしれない。ウルフつながりでレジェンド那智さんが出てきたら盛り上が……ることもないな。

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 もう、アリアがアテナでいいんじゃないかな? 第20話。光の小宇宙をもって生まれた少女で、あれだけのパワーがあって、しかも可愛いんだったら、もうマルスさん達がいう通りにアテナにしちゃえばいいじゃない。城戸沙織なんてなかったんや。

 いや、でも冗談じゃなくてさ。今回はじりじりとしてなかなか重たいエピソードではあったのだが、その分情感がたっぷり出ていて、久しぶりに画的にも面白いと思えるエピソードだった。その中で描かれていたのは、敵側、マルス陣営の思惑と、それをささえる家族の物語。マルスさんが「闇の小宇宙」なんてものに目覚めちゃってることに加えて、旦那が柴田秀勝、女房が榊原良子というとんでもないラスボス臭を漂わせているせいでどうにも悪い奴らに見えてしまうわけだが、彼らには彼らなりの信念があるからこそやってることなんだよね。名前つながりでマルスが降り立っているのはどうやら火星? そこに、もう駄目になっちゃった地球の小宇宙を注ぎ込み、アテナの力も使って新しい「地球」を作ろうという、まるで「ネギま!」みたいなことを企んでいるらしい。そりゃまぁ、地球人からしたらエラいことだけど、もし「地球がもう駄目」っていう彼の言質が本当なのだとしたら、この選択は致し方ないことだし。何もしないで隠居してたアテナを信用出来なくなる気持ちも分かるし。

 今回、改めて光牙が孤児であるということが確認された。そして、そのことを沙織に問いただすと、彼女は辛そうに黙ってしまったという。ここはもう、「光牙は沙織の息子」(おそらく父親は星矢)ということでいいんじゃなかろうか。そうすれば、「アテナとして君臨していた城戸沙織は、実は光牙を産み落としたことによって純潔を失い、アテナとしての資格を失っていた。アテナの威光で守られる世界を維持するために沙織はそれをひた隠しにしてきたが、アテナの権威が失われたことを察知し、地球の危機を救うために復活したのがマルスであった」と考えれば、綺麗につじつまが合うのである。というか、そういう設定を付け加えてもらって、アリアを新世代のアテナにしてもらった方がすっきりするのである。考えてごらんなさいよ、城戸沙織なんて、幼い頃には同い年くらいの男の子をふんづかまえて「馬になりなさい」とか言ってたガキですよ。どうせ「Ω」しか見ていないような世代の子供たちは思い入れも何もないのだから、今回の素敵作画でもって萌え萌えヒロイン度数が急上昇したアリアに継承した方が、あらゆる世代で丸く収まる気がする。「地球を救うアテナに相応しいのは、中川翔子と能登麻美子のどちらですか?」ってアンケート取ったら結果は明らかですがな。

 というわけで、とにかくアリアが可愛い回であった。そりゃ、エデンだってマジになるよ。今回エデンさんのチートっぷりが遺憾なく発揮されており、「パライストラ時代にも強かったけど、少しは成長した光牙なら張り合えるのかな」なんて都合の良い期待を無惨にぶち壊してくれた。やっぱり実力者は相手の拳に立ってナンボである。そして、そんな無敵のエデンさんだが、黄金聖闘士の家庭教師に個別指導をしてもらって鍛錬を怠らない努力家であるし、今回の出動も、大事なお姉さんのことを思っての義憤からの行動。更にモチベーションとしては可愛いアリアを救いたいという意志も持っており、実はすごくまっとうなヒーロー像だったりする。加えてソニアさんも、悲壮な決意が甲斐甲斐しいし、蒼摩の親父さんのことを律儀に覚えていてくれているなど、最近どんどん良い人要素が増えてきている。もう、世界はマルス軍に任せた方が速やかに平和になる気がするよ。いまのところ、純粋に悪い奴って有象無象のシルバーを除くと、単に権力目当てでマルス方についたイオニアさんくらいのもんだよ。

 うん、こういう話が見られると、この作品も捨てたもんじゃないな、と思える。今回はアクション面はそこまで派手じゃなかったものの、アップで描かれるキャラ絵が魅力的で、ソニア姉さんの素顔バージョンなんかも惹かれるものがあった。まぁ、溶岩の中で眠りについてたマルスさんの図は謎だったけども……セントラルドグマみたいなところだったんだろうかね。まぁいいや、次回は光牙の挫折復帰回。ユナに根性をたたき込まれるようだが、エデンさんに瞬殺されてた奴にいくら尻を叩かれてもピンとこないよね。去り際のアリアに名前すら呼んでもらえないユナさんマジ不憫。

 そういやシャイナさん、今どの辺かなー。雷つながりでシャイナさんを呼ぶっていう発想は一切無かっただけに素晴らしい判断だと思う。でも、電話とか繋がるのかな。あの人、携帯とか握りつぶしそうで怖いよ。

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 安定の台詞無し、流石だ紫龍、第19話。あ、でも紫龍が一言もしゃべらないのはむしろ良いことだと思います。どうしてもレジェンドはキャスト面が気にかかってしまうので。どうあがいても「しゃべれない」紫龍はそのまま黙って威厳だけだしてくれれば。使い回されてボロボロの星矢や、既に聖闘士ですらなくて単なるパンピーになった瞬に比べれば、今回の紫龍の立ち位置はかなり恵まれた演出だったかと。現時点でのレジェンドの格好良さランキングだと、檄さんに続いて2位です。

 水の遺跡は五老峰にある、という何とも都合の良い設定であっという間に中国に到着した光牙ご一行。そういや、今回の五老峰は作中で初めて「現実の地名に言及した」場所だと思うのだが、こいつらは一体どういう手段で世界中を飛び回っているのだろう。こないだの蒼摩の故郷はどう考えてもラテン系のノリだったし、そこにたどり着くまでに、光牙達は「普通の人間の生活」に触れる機会が1度しかなかった(16話)。その前にはユナの故郷と思われる氷原へ向かい、そして、その後でジャミール(とおぼしきところ)を何故か経由している。……どんなルートだ。アリアももう少し効率の良さそうな旅程を組んでくれよ。パライストラがどこにあるのかが分からないので推定のしようもないが、元々マルス達がサンクチュアリをぶっ壊したのの近所だとすると、まぁ、ギリシャ界隈と考えていい。そこから最初に瞬に遭遇したり、風の遺跡をぶっ壊したのは砂漠が多いエリアだったので、中東、もしくはアフリカ大陸のどこかだろう。そこから雪原にあがったってことは、まぁロシアか北欧だ。そこからイチさんが守る土の遺跡(特徴無し)を経て普通の港町、ジャミール、そしてラテン系の土地、五老峰というルート。……まぁ、火の遺跡があったラテン系の土地が実は東南アジアのどこかだと仮定すると、シルクロードを東に進んだと考えれば一応つじつまは合うのか? となると、五老峰が片付いたら日本に来る可能性はあるな。雷の遺跡、いったいどこにあるんでしょうね。

 閑話休題、今回は予告で色々ネタバレされていた通り、ドラゴンVSペルセウスの因縁の対決だ。前回も書いた通り、ペルセウス戦は紫龍ファンにとっては一大イベントであり、その跡継ぎの龍峰があの名勝負を踏襲してくれるのだったら、これは盛り上がらないわけにはいかない。今回改めて思ったが、やはり「石化する」っていうギミックは非常にインパクトが強いんだよね。子供心になんであそこまで印象に残ったかといえば、「石になってしまう」という恐怖感が強かったのかもしれない(これは「のび太と魔界大冒険」のトラウマも重なる)。メデューサの盾の禍々しいデザインと、それまでの白銀聖闘士とは一線を画すアルゴルの「強そう」感。それらが重なって、ドラゴン紫龍の代名詞とも言える目つぶし劇場が華々しく幕を開けたわけだ。

 ただ、今回のバトルは…………うん、しょうもないな。結局龍峰がなんで勝てたのかさっぱり分からないし。「因縁だな」ってペルセウスの人が言ってたから「ひょっとしてアルゴルのご子息とかですか?!」と一瞬期待してしまったが、結局縁もゆかりもない人だったし。中の人とデザインで言ったらアルゴルじゃなくてどう見てもクモジャキーさんじゃないですか。赤ふん装備で必殺技の特訓するくらいの根性見せて下さいよ。一応先代と同じ必殺技を使う、なんてサービスはあったけど、結局属性(笑)頼みの単調な攻撃しかしてこないし、覚えゲーだったら1,2回負けたら余裕で突破出来るレベルの敵キャラでしかない。そりゃ体力に自信の無い龍峰だって勝てるわ。メデューサの盾も、主にディフェンスにしか使ってなかったせいで目が光ったのが1回だけじゃん。アルゴルさんみたいに、ことあるごとに「ほーら、怖いだろー」ってちらつかせてナンボじゃないですか。聖闘士たちも本格的にゆとり教育の影響が出てる世代ですよね。

 というわけで、世紀の対決はあっさり終了。流石にファンサービス的にまずいと思ったのか、紫龍さんの計らいでライブラ聖衣のエキシビションが行われるなんてサプライズがあったものの、目玉商品のライブラ聖衣もクロストーン化の影響は免れず、なんだか丸っこくなってパチモン臭さが半端無い。幼い頃に「トンファーって結局強いのかどうなのかよくわからねぇよ」と思っていた、あの記憶が蘇ってくる。ライブラ聖衣のトンファーって、本来のトンファーの使われ方ほとんどされてなかったよね。まさにトンファーキックレベル。今回はソードだったからまだいいけど、永久氷壁も容易に切り捨てるライブラソード、うっかり水の遺跡ごとぶっ壊したりしなくてよかったな。

 かてて加えて、お披露目されたライブラ聖衣を狙った謎の檜山が登場。圧倒的実力差を臭わせ、更に聖衣自身にも認められる形で堂々と「天秤座の黄金聖闘士」を名乗り、そのままパクって去っていった。「お前誰やねんゴールド」枠の3人目である。確かに、紫龍はドラゴンこそ引退したが、童虎から天秤座を受け継いだとは一言も言っていない。ということは、他に継承者がいてもおかしくはないわけだが……あの勇者王は、今まで紫龍が隠し持ってたんだから聖衣無しの状態でずっと自分のことを「天秤座の黄金聖闘士だよ! 聖衣無いけど(小声)」とか言ってたんだろうか。謎過ぎる。この世界の星座継承システムは誰か一度しっかりシステムとしてまとめてほしい。

 まぁ、毎回突っ込んでるからいい加減飽きてきてはいるんだが……次回は最後の遺跡を目指す前の確定イベントとして、ようやくエデンさんが登場。今までず〜〜〜っとオープニングしか出番がなくて、どう考えても諏訪部さんが暇してたと思われるので、これでようやく6人が出そろうことになる……はずなんだけど、龍峰も栄斗も別行動なんだよなぁ。栄斗は春麗を見て何か反応してた気がするんだが、一体何が起こったんだろうか。ほんとに団体行動ができない連中だな。まぁ、旧作でもあんまりレギュラーメンバーが固まって行動してたイメージってないんだけども。

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 まさかの蒼摩離脱、第18話。やばいやん、このままだと来週から野郎1,女2っていう、聖闘士星矢業界ではあり得ないパーティー編成になるやん。龍峰さんが空気読んで加勢に来てくれないとマジハーレム。でも女性2人に病人1人って、面倒見るのも大変なような……いや、どっちかというとユナ視点で女1人、病人1人、アホ1人の面倒見る方が大変かもしれないけど。

 さておき、今回はサブタイが表す通り、最初から最後までとにかく蒼摩のお話。最近どんどんヌルくなっていたし、蒼摩自身もお休み回の影響もあって完全に「単なる女たらしの雑魚」みたいになっていたので、久しぶりに聖闘士らしく、シリアスムードできちっと戦ってくれたのは良かった。話の筋立ては相変わらず単純過ぎるくらいなのだが、これくらい分かりやすく、はっきり描いてくれた方がアニメとしては見られるようになる。単純な「親父の仇ぃ!」なお話なのだが、これまでもちゃんとそのあたりの説明はしてくれていたし、普段がちゃらんぽらんなだけに、シリアスになったときのギャップは気持ちが良い。まぁ、それだけに突然の離脱はびっくりなのだが……蒼摩さん、やりたいことが出来たのは仕方ないけど、この局面でアリアをほったらかしていなくなっちゃうのはどうかなぁ。アリアと一緒にいた方がもう1回ソニアに会う確率は高いんじゃないのかい?

 今回は新キャラが1人もおらず、遺跡守りの敵キャラ役をソニアさんが担当しているために毎度お馴染み「今週の白銀聖闘士」のコーナーは無し。その分ソニアさんが頑張ってくれるかと思ったのだが、初登場のときのような無双の強さはなく、ブチギレモードの蒼摩に押され続けるというちょっと残念な展開に。「お前は罠にはまったんだよ!」とか言ってたけど、相手が強くなるフィールドにわざわざ呼び込んでおいて、しかもそこが相手の目的地って、どの辺が罠だったんだろう。「遺跡の力もあるが」って、だったら遺跡の外でタイマンはってたらソニアさん楽勝だったんじゃないか。まぁ、いくら怒りに任せたパワーとはいえ、この段階で「蒼摩が中ボスクラスのソニアを圧倒している!」っていう展開にするには理由が必要だったので仕方ないと思うが。

 意外だったのは、ソニアさんの方もちゃんと蒼摩の親父さんのことを覚えていたっていう部分。いかにも「貴様は自分の喰ったパンの枚数を」的なキャラだと思っていたので、「そうか、あのときの……」とかちゃんと記憶に残っていたのを見て、「あれ、案外優しいところもあるんだな」と思ってしまった。その後いかにも悪役っぽい台詞でフォローしてたけど、最初の反応を見る限りでは、ソニアさんは案外根っからの悪人じゃないのかもしれない。今後改心フラグが来て更に女性比率の高いパーティーになったりしないもんだろうか。いや、まずエデンを何とかしないといけないけどさ。

 さて、今回は真っ当な内容だったのでそこそこの進捗状況だったわけだが、期待は次回予告にかかってますね。残る遺跡は水と雷ってことで、ようやく龍峰が復帰。しかも紫龍にきちんと絡めたエピソードになる様子で、石化する光牙、そして怪しく目が光る盾。ペルセウス星座ですわ! 未だにドラゴン紫龍の名勝負数え歌として名高いアルゴル戦の再来ですわ。個人的に、幼い頃に「聖闘士星矢ごっこ」をやるときは常に紫龍狙いだった人間だし、幼心にあの目つぶし展開は衝撃だったので、アルゴルはトラウマレベルで印象に残っているキャラなのですよ。なにせアニメ版だと声が神谷明だったんだぜ。白銀としちゃけしからんくらいに恰好いいキャラですよ。まぁ、次回出てくるのはあくまでアルゴルじゃなくて「次世代のペルセウス星座聖闘士」なんだろうけども。メデューサの盾も、なんだか随分システマティックで洗練されたデザインになってしまいましたね。あのごつごつした「そのまんまやん!」感が良かったんだけどなぁ。まぁ、不安も期待も、ちらりと覗いた天秤座聖衣が全部もっていってくれると思いますよ。紫龍さん、今は1日何回くらい心臓を動かしてるのかなぁ。

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 今回も安定のクオリティ(悪い意味で)! 第17話。せっかく久しぶりのレジェンド絡みの回だったというのに、作画が奇跡的にお通夜ムードという、あまりにもひどい扱い。貴鬼は怒ってもいいと思う。そして、一応期待していたのに、この高度情報化社会はリアルタイム視聴しないとガンガンネタバレが飛んでくるというのもひどい。トラップその1がツイッターのTLで、そちらをくぐり抜けたとしても、このアニメはオープニングで登場キャラのネタバレかまされるのだ。ひどい。

 今回も安定のつまらなさなので特に触れたい部分は無いくらいのお話なのだが、一応幼女が頑張ったからそこだけは褒めてあげる部分だろうか。でも、せっかくの幼女なのに作画がメタメタだったから大した萌えポイントにもなりゃしない。無理ならもう何週間か休んでもいいから製作体制を整えておくれよ。今、夏休み期間で「ハトプリ」一挙放送してるもんだから、そっちと比較すると本当にお通夜ムードだよ。立て続けにハトプリとこれを観ると、久川綾が敵なのか味方なのか分からなくなるよ。まぁ、次回予告だと来週はある程度回復するみたいなので、そちらに期待するしかないけれども……なんか蒼摩が車田絵っていうよりも島本絵みたいになっててちょっと笑った。



 まぁ、せっかくのレジェンドも一切話に絡まず、筋立ても特に面白くなく、画的にも見るべき点が無いとなると、我々が唯一楽しめるのは、毎度はっちゃけ具合がどこか間違っている白銀聖闘士の皆さんくらいになるだろう。今回はケルベロス星座の人が登場。鉄球も持たずに何がケルベロスなものか、と思ったが、考えてみりゃ聖闘士のくせに鉄球ブン回す先輩の方もどうかと思うので良しとしよう。

 問題は、オリジナル必殺技のキングギドラ分身である。ご丁寧に蒼摩相手に「俺の属性も火だ」などと紹介してくれていたし、確かにケルベロスならば属性は確実に火だろうとは思うのだが(FF3的には風だったりもするが)、なんで火属性攻撃から分身出来ちゃうんだろう。ケルベロスの三首をモチーフにした星座の固有技ってことなんだろうけど、それだと鉄球振り回してただけのダンテさんが本当の馬鹿みたいじゃないか。分身攻撃のくせにどの個体もオリジナルと同等の強さを持っており、特にデメリット無しで3倍の強さになったあたりは、最近本当に噛ませ犬でしかなかったシルバー勢の中ではかなり善戦したので、作画がへなへなだった割に頑張ったキャラである。まぁ、ヒソカと戦ったら「メモリの無駄遣い」って一蹴されそうではあるが……。

 それにしても、相変わらず栄斗はいなくなっちゃうし、相変わらず龍峰はどこで何してるか分からないし、相変わらずエデンは影も形もないし、この作品、一体どこでどうやって仲間との友情を深めるつもりなんだろう。謎だ。

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