たほいや譜（19／03／03）②

　後半戦、１人抜けたけどそれでも６人戦、眠気のせいもあってだいぶテンションがおかしい試合になっていますが、それが解答に反映されているかどうかはわかりません。

 

 

Round１・「あやとりのし」

１、「はしご」から始まり、「馬の尻尾」で終わるあやとりの一連の技の流れ。

２、親しい者どうしの憎み争い合うさま。特に女性どうしの角を突き合わせる様子を指す。

３、ほどかなければ開けることが出来ない熨斗。迷惑である。

４、熨斗の一。綾取り①の形をしたもの。

５、→あやのし。

６、ひもが千切れたり、絡まったりして使い物にならなくなること。

　「のび太のことじゃん」。　①なんで「し」なんだろう。４連続なのかしら。　②「綾とrhinos」の表記あり。　③広辞苑が意志を持ち始めた。　④「熨斗」を書いたプレイヤーはお互いになぜか牽制し合っており、片方が「一緒にスマホで熨斗の漢字を必死に調べてるのがわかったから入れなかったわ」とかいうとんでもないメタゲームを披露していた。　⑤これ、出題前にわざわざ出題者自ら「ちちのし」に触れてたような気もするな……。　⑥「あやとりの死」。そんな壮絶な言い方せんでも。

 

 

Round２・「ひふっ」

１、笑みをこぼすさま。

２、韓国料理の一。小麦を中太の棒状にまとめゆでたものを甘辛い汁で食べる。

３、力士の張り手の重厚なさま。

４、矢を射る響きにいう語。

５、（擬音）呼吸。

６、笑いをこらえきれない様子を表す擬態語。

　長きに渡る我々のたほいや史の中でも初となる「語尾が促音」というとんでもないワード。そんなもんも載ってるのか広辞苑。もう「範馬勇次郎の鳴き声」しか思いつかねぇよ。　①⑥まぁ、オーガに限らずね。　②語尾が促音の時点で日本語じゃねぇだろ、というので国外に逃げ出すパターン。アイヌ語とかでもいいな。　③一番の議論の的になった解答。重厚さがかけらもないのがすごい。　④矢の音というと過去には「ひょうどっき」なんてのもありました。

 

 

Round３・「せいこうかい」

１、狂言。易者が農民たちの間を巡って今年の米作の出来を訪ねる。

２、日本聖公会の略称。

３、有腔界に同じ。

４、福島県東端湖（青湖）で毎年行われる鵜飼い。鵜に縄をかけない漁法は無形文化財。

５、日本初の少女漫画サークル。

６、政治的意見交換会。特に、堅苦しさを排し心身ともにさらけ出す狙いのものをいう。

　出題者曰く、「見つけたからには語の響きだけで出すしかなかった」。　①「成功かい？」。いや、易者の方が尋ねてどうすんだよ。　②略称になってない気もするんだが、いいんだろうか。　④この語の並びから意地でも「鵜飼い」を切り出してやる。「だんぎそう」や「どれあう」など、ここ最近の「鵜」がらみはだいたい俺が書いています。「ずんぼろぼう」のファンなので。　⑤「星虹会」と書く。それなりに票が入り、入れた人らは「いや、あったらいいなと思って」と期待半分だった様子。せっかくなので「星虹会」でググったら「星虹」と書いて「てぃな」と読むローカルアイドルがヒットした。誰だ。　⑥解答用紙には堂々と「乱交party」と書かれていた。本物のせいこうかいの人に怒られそうだな。

 

 

Round４・「てっぽうばら」

１、鉄砲で自分の腹をうちぬいて死ぬこと。

２、長篠の異称。

３、鉄砲のように突き出た腹。

４、鉄砲のように突き出した腹。より上位に大砲腹、原爆腹がある。

５、「てっぽう②」に同じ。

６、イタリアの世界遺産。第二次大戦後、不要になった鉄砲を溶かしてバラの鉄細工を作り、ドイツに送った。

　①壮絶すぎるな。ちなみに余談だが、この語の出典である「本朝三国志」が気になって調べていたら、さっき言及したばかりの「ずんぼろ坊」に行き当たってたいそう驚いた。どんな言葉もどこかで繋がっている。　②確かに鉄砲で原といえば長篠である。　③④綺麗な被り方だが、ブレーキの効かせ方が天地の差である。原爆腹、むしろ痩せてる説もある。そしてこれがさらに進めばきっと「じごくばら」になるに違いない。　⑤こうして小賢しい解答を作ると、普段小賢しいことをしているやつが「今回は俺が書いてないのだから、きっと正解に違いない」と思って投票してくるという非常にわかりやすい罠の張り方がある。突然の罠を張るアスペ。そしてがっつり罠にハマる左脳。　⑥また戦争になるわ。

 

 

Round５・「きょぶんとう」

１、→コムンド。

２、「意味のある文章」を激しく憎む狂人党。空虚の上に空虚である文を好む。

３、機関紙やビラに嘘ばかり書いている政党。

４、中国の政治家。中印関係の改善に尽力。後に亡命。

５、文壇の重鎮をあざけっていう語。

６、中華民国の政治家。孫文と対立。

　①確認したら普通に「巨文島事件」とかいう項目があるな。単に我々が世界史に無知なだけなのでは。いや、日本統治下にもあるから日本史ですらあるわ。ちなみに、この島は「ぜんらなんどう」の一部でもある。やっぱり言葉は繋がっている。　②まず「狂人党」っていう言葉に説明が欲しいわ。まぁ、世の中には四角形を憎む集団「ペンタ・ゴリラ」だってあることだしな……。　④⑥まぁ、人名にするなら中国人だよな。　⑤「虚な文壇の頭（トップ）」ですかね。

 

 

Round６・「ふびき」

１、ネガティブボリシェビキの和訳。︎↔︎正ビキ。

２、あちこちふらふらしている者を全力で蹴り飛ばすこと。

３、自分の運勢を占うために、各自が餅を賭けて勝負する正月遊び。

４、死体ミイラ化の工程の一。内臓を取り出すこと。

５、就寝時に呼気の止まる症状。

６、辞書に同じ。

　最終問題。「最後にふさわしい問題を……」とかストックを漁る姿に、我々も身構えてしまうのである。　①身構えたのでこんな答えが出てくるのである。こんなにも偽ボリシェビキを酷使する集団もなかなか無いだろうな。　②すでに文体からしてあいつの作品だし、きっと何かの略語に違いない。ラストがキックなのは明らかなので、「なんだろ、floating beat kickとかかな……」と思ったら、正解は「フルパワー・ビッチ・キック」だった。恐ろしい知能指数である。　③「福引き」という言葉の元になったそうな。もちで遊ぶのは大名だけと決まっているだろうに……。　⑤いびきが出ないから不びき。　⑥これこそが最終問題にふさわしい解答。なるほど、モラハラ氏とのお別れのために用意していたワードだったのか……と思ったら、この解答を作ったのがまさにそのモラハラ氏だったというオチ。さすがに策士だな！！

 

　以上、ご多幸をお祈りしておきます。その他病人の方々は快癒をお祈りしております。お薬飲めたかな？